普通切手の多数貼りーその2:外信便3点

引き続いて、普通切手多数貼りの外信便3点を披露しておきましょう。

第3地帯あて別配達航空便 NIWADANI(OSAKA) 1972.6.13 → 英国

料金210円の内訳は、第3地帯あて航空便書状110円+別配達料100円です。普通なら200円+10円とか100円2枚+10円、料金内訳どおりなら110円+100円貼りとなるところですが、これを70円3枚貼りで対応しています。70円切手のうち1枚は旧能面、2枚は約1年前に発行された新能面となっています。厳密には同種切手の多数貼りでありませんが、まあこれも趣深いものです。
別配達料は、1966年料金では95円でしたが、1971年7月に微調整されて100円となりました。一方基本航空便料金110円はそのまま据え置かれたので、このような210円料金と70円3枚貼りの機会がもたらされたことになります。
なお消印のNIWADANIは見慣れない局名ですが、漢字では上神谷と書くそうで、かなりの難読局名ですね。そのためかどうか知りませんが、上の郵便物が差し出されたあと3ヶ月ほど経った1972年9月1日に泉北局に改称され、現在に至っています。

第2地帯あて別配達書留航空便書状 SHOWA 1979.6.20 → 米国

特殊扱いが重なった高額料金の郵便物で、750円料金の内訳は、第2地帯あて2倍重量航空便書状200円+書留料300円+別配達料250円となります。500円+250円という貼りあわせも考えられますが、どうせ250円切手を取り出すのなら3枚貼ってしまえということで、このような姿になったものと推察されます。横長封筒でアルバムリーフに貼るには苦労しますが、250円切手の使用例としてはなかなか有意義なものと言えるでしょう。

第2地帯あて書留航空便書状 GIFUTONYAMACHI 1989.1.6 → 米国

第2地帯あて航空便書状100円+書留料350円=450円料金の郵便物に、150円切手を3枚貼りで対応してあります。150円額面を有効に利用した使用例と言いたいところですが、少々雰囲気がよろしくありません。
この150円切手はもともと速達料金加貼用として発行された切手ですが、1981年の料金改定後は用途がなく、増刷されていないと思われます。カラーマークのついた切手もありません。料金改定から8年近くたっての使用ということで、差出人が切手を貼って窓口にも持ち込んだものでしょう。書留便で書留票も貼られているのですが、この封筒にはウラにも差出人が書かれていません。このようなものを書留として受け付けるものでしょうか。
消印は満月状態である点、封筒に痛みが全くないのもよろしくありません。実際に書留扱いで送達されたものだとしても、収集用郵便であることは間違いないでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください