キジ航空の時期のキジ貼りでない航空便

キジ航空は59円とか144円というような妙な端数額面で発行されましたが、それはこの時期(1949.6.1~51.11.30)の各地帯あて航空増料金が、このような端数料金だったからです。全世界共通の「平面路料金」(書状なら24円)に、各地帯10gごとの増料金を加算するというシステムになっていました。

従ってこの時期の外国あて航空便は、キジ航空を利用した混貼となっているのが基本です。しかし実際には、基本額面の普通切手を貼り合わせた例も多く見られます。米国あて24円+59円=83円料金の航空便書状を、50円+30円+3円=83円の混貼としたものが代表的です。

下の紹介品は、台湾あての航空便書状(11~20g)です。平面路料金が20gごとであったの対し航空増料金は10gごとであったため、平面路基本料金24円+航空増料金16円×2=56円という料金になりました。キジ航空を使えば料金内訳どおりにキジ航空16円の2枚貼りという素晴らしい使用例になるところでしたが、普通切手50円+6円貼りという「つまらない貼りあわせ」になっています。しかしこの方が枚数も少ないし、当たり前な貼りあわせとも言えます。シミの見られるうす汚い封筒ですが、これはこれで50円や6円普通切手の有用な使用例と思えなくもありません。

第1地帯あて2倍重量航空便  大阪城東 S26(1951).1.25 → 台湾

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